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勉強会概要

2016年 (平成28年) - 2017年 (平成29年) 

<第11回>  「知・情・意」からみた「三種の人間観」第1,2回(全3回)
社会 テーマ:マックス・シェーラーの「三種の人間観」から見た「比較思想」
講師 槙田 輝明 (研究会員)

私たち人類は、個人としても、国家等の集団としても、毎日様々な「問題」に直面しています。そして、その問題を“解決する”ことが何かといえば、一般的には、その「目的」の達成を妨げている、様々な「手段や方法の欠如」を打開することを意味します。
 しかし、複雑きわまりない現代社会のように、個人においても、集団においても、解決すべき問題が山積する場合、その問題や目的そのものの「妥当性」の「評価」や「調整」、「順序づけ」をする必要に迫られることになります。
 ではそのような目的の妥当性の評価、調整、順序づけは、一体何にもとづいてなされるのでしょうか。それは、その人や集団が持つ「価値観」や「思想」すなわち、その「世界観」や「人間観」といった、哲学における「存在論」に対する理解であると言わざるをえません。
 「日本人間学会」の思想的源流の一つであるマックス・シェーラー(1874~1928)は、今日までお互いに全く結びつかない「三種」(あるいは五種)の伝統的な人間把握の基本類型があったことを指摘しています。そのような根本的に異なる「世界観・人間観」をそのままにして、単に方法論的な「問題解決」に挑んでも、根本的な解決に至ることができないことは明らかなことです。
 今回、もう一度その基本となる「三種の世界観・人間観」を再検討しながら、それらを統合的に理解する道を探ってみたいと思います。

 

● 講義内容

【第一回】(開催 2016年11月26日)

(一)マックス・シェーラーの「三種の人間観」から見た「比較思想」
 以下の2つの理念のそれぞれの世界観(本体論)、人間観、問題認識、解決方法について探る。

(1) ギリシャ的=古代的理念(ギリシャ型)
    …………………「観念論哲学的人間学」、「知」中心
(2) 近代自然科学=発生心理学的理念(共産主義型)
    …………………「自然科学的人間学」、「意(力)」中心

【第二回】(開催 2017年3月20日)

第一回目同様の観点で以下の理念について探り、一回目と二回目の総括をする。

(3) ユダヤ・キリスト教型理念(キリスト教型)
    …………………「神学的人間学」、「情(愛)」中心
(4) まとめ …………「三種の世界観・人間観」の統合的理解

 

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